これを溺愛だとは認めない!

「とりあえず、席に座ってゆっくりするぞ!!」


だよね。

私が風先輩を呼び出した訳だし、逃げる訳にはいかない__


「あ、はい……」


席に戻ると椅子に座った。


皆が会話をしているが、私は一言も言葉を発せずにバナナジュースをチビチビ飲む。


昔からこうだ。


人の輪に入る事が出来ない。


私は、もしかしてちょっと変だったりするのだろうか。


そうだとしたら、普通になりたい。