これを溺愛だとは認めない!

なのに、普通の事のようにそれをこなす風先輩は素敵だ。


風先輩は私にとって、憧れの存在かも知れない。


私も、もっと堂々としていたい__


そんな事を考えていると、コーヒーとバナナジュースが運ばれて来た。


ストローに口を付けると、甘くて、美味しい。


「凄い美味しい!!」

「そうだな」


何より、静かな空間が気に入ってしまった。


次に、フルーツたっぷりのケーキが運ばれて来て胸がときめく。


幸せに浸っていたら、突然喫茶店のドアが開いた。