これを溺愛だとは認めない!

咲の言葉に間違いは無く、廊下を歩くと目をキラキラさせて騒ぐ女。


「不細工になる方法はないのかよ!!」

「眉毛を繋げてみるとか?」

「咲。お前、真面目に考えないとぶっ飛ばすぞ!!」

「はいはい」


放課後になり、たまの顔を見に行く。


相変わらず女に囲まれるが、たまの見ている所で怒鳴る訳にも行かない。


その間に、学校から帰ってしまったたま。


結局、たまに感想を聞く事は出来なかった。