これを溺愛だとは認めない!

「なぁ……」

「どうしたの?」

「俺ほどの男でも、不細工になる方法はあるか?」

「うーん。スキンヘッドにするとか?
日本人に似合う人は少ないって言うし……」


す、スキンヘッド!!


確かに、髪が無くなれば良い感じかも知れない。


「俺、ヘアサロン行ってくる!
学校が終わるまでには帰ってくるから!!」

「行ってらっしゃーい!」


学校を出ると、バイクでヘアサロンに向かう。


俺が普通になれば、たまも気に入ってくれるだろう。