私の掃除する場所は、職員用トイレ。

職員用トイレは狭いから、掃除係は二人だった。


ジャンケンで決まった職員用トイレの係は、私と雅。

正直、気分が重いのは雅と二人になる事が怖いからかも知れない。


職員用トイレに着くと、薄暗い空間が私を待ち侘びている。


だけど、私の気持ちは明るいまま。


私には理解者が居る。

友達が居る。


それだけで、少しだけど自分に自信がもてるんだ。