これを溺愛だとは認めない!

風先輩には感謝しか無い。


「あ、ありがとうございます……」


二人で並んで、昼ご飯を食べる。


時々優しく通り過ぎてゆく風が心地よい。


しかし、昼食が終わったら昼休みになってしまう。

図書館にでも避難しておけば良いのかも知れないが、誰かと一緒に居たい気分だ。


「あ、あの……」

「なんだ?」

「昼休みも此処に居て良いですか?」

「良いに決まってるだろ!!」

「ありがとうございます……」