日常的じゃない時間が過ぎて、昼食の時間になった。


風先輩とのメッセージのやり取り……

咲先輩が髪を切ってくれた事……


ふたつとも私にとっては、非日常過ぎる。


有り得ない日常は私の思考回路を麻痺させる。


しかし、直ぐに日常に引き戻された。


私以外の生徒は誰かしら、食事を共にする相手が居るのだろう。


お弁当箱を持って、楽しそうに席に座っていた。


ひとりぼっちの私は、財布と弁当箱を持って自動販売機に向かう。