これを溺愛だとは認めない!

よし、たまと話そう!!!


そう思った瞬間、授業の始まりを知らせるチャイムが鳴り響いた。


ちくしょう。

なんていうタイミングだ__


たまも俺と会話出来なくて、ガッカリしているはずだから勇気を出そう。


「たま!」

「授業です!」

「そうだ、け、ど……、サボらない?」


2人きりになりたい__


「授業は真面目に受けなきゃダメですよ……」


そう言った、たまの表情が可愛すぎてのぼせてしまう__


「ひ、ひゃい!!」


うわ!俺、今変な声に出した。