変な髪型にされる__


ネガティブモードまっしぐらになった状態の私は、椅子から立ち上がろうとした。


「動かないで……」


怖くて動けないでいると、一本に縛っていた髪を解かれる。


「へっ?」

「可愛くするから動かないで……」

「は、はい」

「はい、鏡……」


大きめの鏡を渡され自分の顔を見つめた。


「髪の長さはどれくらいにしたい?」


なんだ、私の意見も聞いてくれたりするんだ。


「あ、あんまり短くならない方が……」


短くして失敗されたら、取り返しがつかない。