「どうかしら〜?」



「あぁ、うん。一応出来たよ」



「まぁ!いいじゃない、いいじゃない!これなら女だってバレることはないわね」



「ん?どういうこと?」



「え?あ、緑河学園に行ってもらうのよ」



「………は?」




お母さんの発言があまりにもぶっ飛んでいるものだから3秒硬直しちゃった



今、緑河学園に行ってもらうって言った?



ううん。そんな訳ない。だって私、女だもん



多分幻聴だよ。幻聴



疲れてるのかな?ストレスでも溜まってるに違いない



「お母さん。聞こえなかった。もっかい言ってくれる?」



「も〜!1回で聞いてよ〜。緑河学園に行ってもらうのよ!どう?聞こえた?」



「うーん、聞こえた。緑河学園に行くんだよね……って嘘でしょ?」



「お母さんが嘘をつくとでも?」



「そ、そんな訳ないよねー。うん。そんな訳ない。お母さんは正直者だもんね」