──現在、私は理玖と結婚を前提に同棲している。 洸が亡くなった事で、お互いの傷に触れぬよう、一度私達は疎遠になった。 しかし、理玖が美容専門に通うのに上京したことがきっかけで、また連絡を取り始め今に至る。 「都、まだ?」 「はーい」 毎年洸の命日になると、二人で海辺の街へ墓参りに行く。 私達はあと二年で、洸の年齢を追い越してしまう。