ううー……ごめんね、桃菜ちゃん……。 「そっかぁ。でもずぶ濡れだから買い物は後でね。まずは家でシャワーでも浴びよ。助けてもらったお礼。ほら、行くよ」 「うん!ありがとう、桃菜ちゃん」 私は傘をさして桃菜ちゃんの後ろをついて行った。怖かったけど勇気だして桃菜ちゃんを助けてよかった。 朝陽には怒られるかもしれないけど……、そんなことはどうでもいいや。 そのあとは他愛もない話をしながら桃菜ちゃんの家に向かった。