『かな?』
目を覚ますと孝治さんが私に声を掛けていた。
『かな、目を開けて。』
ボーとした頭と顔で、孝治さんに言われた通りに目を開ける。
「こ…うじ…さん?」
『今仕事が終わったところ。』
「うん…」
そうだ、孝治さんが、仕事終わるまで点滴して寝てろって石川先生に言われたんだ。
『このままかなは、ここで一晩過ごして』
さらっと言われた言葉に、カッと目を開く。
「えっ?えっ?えっ?
どゆこと?」
『だから、そのまま今日は病院にいて。』
点滴パックを見ると真新しいものになっている。2時間以上は寝て、新しいものと交換されているみたい。
「あ、でも洗濯物とかあるし…帰ります。」
と体を起こそうとすると、両肩を押されて起き上がれない。
『石川先生からは聞いてないと思うんだけど。
かな、結構熱が高いから。
今度検診あるのに、体調が万全でないから。
今晩はここで寝て。』
え?え?熱あるの?
「気づかなかった…」
そう呟く私に、
『まぁいつものことだよな。』
はい、そうです。
『家にいても寝かせたままになるけど、点滴して、少しでも回復を早めた方がいいだろ?』
「はい。」
ごもっともです。
『とりあえず、それ以上の検査結果は明日朝、進藤先生も一緒に言いに来るからな。』
そう言って私の頬に手を乗せる孝治さんの手の甲に、私の手を重ねて温もりを感じる。
『とにかく今日一晩で、熱が下がるといいな。』
私が仕事を好きなことは、孝治さんが一番分かってる。なんなら、孝治さんもかなりの仕事好き。
だからか、気持ちは充分わかるんだろうな。
『じゃあ、おやすみ』
そういうとカーテンを閉めて、その場を離れる孝治さん。
あれ?ここって、もう病棟?
そんなことを思いつつも,検査結果も気になりながら眠りについた。
目を覚ますと孝治さんが私に声を掛けていた。
『かな、目を開けて。』
ボーとした頭と顔で、孝治さんに言われた通りに目を開ける。
「こ…うじ…さん?」
『今仕事が終わったところ。』
「うん…」
そうだ、孝治さんが、仕事終わるまで点滴して寝てろって石川先生に言われたんだ。
『このままかなは、ここで一晩過ごして』
さらっと言われた言葉に、カッと目を開く。
「えっ?えっ?えっ?
どゆこと?」
『だから、そのまま今日は病院にいて。』
点滴パックを見ると真新しいものになっている。2時間以上は寝て、新しいものと交換されているみたい。
「あ、でも洗濯物とかあるし…帰ります。」
と体を起こそうとすると、両肩を押されて起き上がれない。
『石川先生からは聞いてないと思うんだけど。
かな、結構熱が高いから。
今度検診あるのに、体調が万全でないから。
今晩はここで寝て。』
え?え?熱あるの?
「気づかなかった…」
そう呟く私に、
『まぁいつものことだよな。』
はい、そうです。
『家にいても寝かせたままになるけど、点滴して、少しでも回復を早めた方がいいだろ?』
「はい。」
ごもっともです。
『とりあえず、それ以上の検査結果は明日朝、進藤先生も一緒に言いに来るからな。』
そう言って私の頬に手を乗せる孝治さんの手の甲に、私の手を重ねて温もりを感じる。
『とにかく今日一晩で、熱が下がるといいな。』
私が仕事を好きなことは、孝治さんが一番分かってる。なんなら、孝治さんもかなりの仕事好き。
だからか、気持ちは充分わかるんだろうな。
『じゃあ、おやすみ』
そういうとカーテンを閉めて、その場を離れる孝治さん。
あれ?ここって、もう病棟?
そんなことを思いつつも,検査結果も気になりながら眠りについた。



