アイツらに憧れてこの世界に入る奴がいる、

命を救ってもらった奴がいる、

慕ってくれる奴らがいる

なのにどうしてだよ・・・・・・
ラ「何一つ手掛かり掴めないってなんで?学校くらいはわかるでしょ」

そう聞かれて
強く当たってしまった

『しらねぇーよ!アイツらは自分のことなんも教えねぇ癖に俺らのことは聞いてくるんだよ。ほんとなんで教えてくれねぇーんだよ・・・・!』

クソッ・・・・・・



  〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
–聖–
僕らが倉庫を出るとバイクの音が聞こえてきた

ヤバっ
早く帰・・・・

この音は……英二のバイク、
俺らは急いで帰ろうと思ったが……、
間に合わなかった

ヤバい、
どうすれば

そんなことを考えている間に英二はすぐ近くに来ていた

俺はとりあえずいつも通りの作り笑いを向けた

予想通り、英二は気持ち悪そうに、見てくる

やっぱりそうだよな、英二は自分をいつわる人を嫌う
アイツは、表の俺を知ったら離れるんだろうな