悠｢いえ､大丈夫ですよ｡秋斗達が2人の意志を聞かずに進めようとしたのが悪いですから｣

僕は頭を上げた
秋斗に歩み寄り秋斗の肩を叩いた

ポンポン
秋斗の肩を叩くと秋斗が振り返った

振り返った秋斗に僕はこう言った

『秋斗､僕達を仲間にしたいって言ってくれてありがとう｡でもさっそういうのは迷惑って言うんだよ』

その場にいた僕と幹以外の全員が固まった

僕は気にせず話を続けた

『確かにさっ､僕達と仲間になりたいって言ってくれた事はほんっとありがとうって思ってる』

そう言って一回区切った

『でも僕ら嫌いなんだ､そういう面倒くさいの｡だから他人とは一定の距離を保って接してるんだ､だからさっ僕らの世界に入ってこないでよ』

俺はとどめの言葉をだした

『幹､行こう｡そろそろ予鈴鳴るだろうから』

幹に声を掛けそのまま陣流の人達を放って屋上を出て行こうとした時だった

誰かに腕を掴まれるのと同時に誰かの声が聞こえた

迅｢おい!待てよ!｣

僕の腕を引っ張ったのは迅だった

迅は息が切れていて急いできたのが分かった
そんな事を考えていると迅が