[海月said]


 重たい足をなんとか動かしてなんとかリビングのドアの前に着いた海月は、今にも死にそうな顔をしながらドアを開けた。



(はぁ・・・・・気が重い・・・・オワッタ・・・・って)



 まるでこの世の終わりだと絶望しているような顔をしていた海月がリビングについた瞬間、目についたのは・・・・・



「海月ちゃんの好きなパンケーキでーす」



 机の上に並べられたのは、まるで店で出されるような美味しそうに湯気が立っているパンケーキだった。