ーーーーーーー海月の一人暮らし用のアパートの広いキッチン。



 そこには可愛らしいエプロンをつけ、フライパンと向き合っている海月と、その肩に頭をおいてバックハグをしている瑠衣の姿があった。



「ふふっ海月ちゃんは料理上手だよねー」
「え?そうかなぁありがと」
「はー可愛い」
「う、うん?」



 あの後、初めて見るリムジンと言う高級車に乗り、家に到着したりりは急いで家に帰ると、なぜかすでに瑠衣の荷物がセットされていたのだ。


 
 そのままお風呂へ入り、今は夕飯の準備中である。



「あ、あの瑠衣?この体制はちょっとやりずらいと言うか・・・・・・」
「書類頑張ったから癒しをチャージしないとボク死んじゃう」
「癒しのチャージ?」