助けを求めるて聖くんに目を向けるが、聖くんはスマホをいじっていて気づいていない。恋くんは・・・・・・あ、うん、すがるだけ無駄だろう。美咲くんは静かにいちごみるくをのんでいる。って、え?いちごみるく!?


(美咲くんがいちごみるく・・・・・・!可愛い)


 ギャップ萌え・・・・・・!って違う違う。そうじゃなくて今はこの体制を・・・・・・あ、紘くん!完全に存在を忘れてたよ。ごめんね、結構しゃべってたのに・・・・・。


「ひ、紘くん・・・・・・!」


 ”助けて”と目で訴え、圧をかけてみる。あの頼れるみんなのお兄ちゃん(仮)紘くんなら助けてくれるかもしれない。


「あ、瑠衣病み上がりで疲れてるからそのまま膝かしてあげてやってくれない?」


 しかし、海月の思いは見事に躱され、さらに止めの一撃を刺されてしまった。もう無理。死にそう。

 紘くん・・・・・・・・・その無駄に爽やかなキラキラスマイルは今、とてつもなくウザく感じるよ。


 もちろん、桜のメンバーの幹部でなおかつ御曹司である紘くんの言うことに逆らうわけにもいかず・・・・・・・


「・・・・・・・はい。」


 海月は力なく頷いたのだった。


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