「どうした?」
「あの……、わたくし、閣下の鍛錬の様子が見たいのです」
「俺の鍛錬の様子?」
予想外の言葉に、セシリオは訝し気に眉をひそめた。セシリオの鍛錬の様子など見ても、サリーシャは退屈なだけだと思ったのだ。
「だって、先ほどお部屋から閣下の剣を振るう様子を見ましたの。本当に、とっても素敵なんですもの」
そこまで言うと、サリーシャは白い肌をバラ色に染めた。それを隠すように両手で自らの頬を包み込み、上目遣いにセシリオを見上げる。
「だからわたくし、もっと近くでじっくりと見たくて急いで参りましたの。閣下のことは沢山見ていたいです。駄目でしょうか?」
セシリオは目をみはり、ぐっと言葉に詰まった。そんな可愛らしいお願いをされて、駄目なわけがない。と言うか、この強烈なまでの可愛らしさは一体何なんだ!
「駄目なわけがないだろう。いくらでも見てくれて構わない」
「本当ですか? まあ、うれしい」
サリーシャは手を顔の前で組んで満面に笑みを浮かべた。
「あの……、わたくし、閣下の鍛錬の様子が見たいのです」
「俺の鍛錬の様子?」
予想外の言葉に、セシリオは訝し気に眉をひそめた。セシリオの鍛錬の様子など見ても、サリーシャは退屈なだけだと思ったのだ。
「だって、先ほどお部屋から閣下の剣を振るう様子を見ましたの。本当に、とっても素敵なんですもの」
そこまで言うと、サリーシャは白い肌をバラ色に染めた。それを隠すように両手で自らの頬を包み込み、上目遣いにセシリオを見上げる。
「だからわたくし、もっと近くでじっくりと見たくて急いで参りましたの。閣下のことは沢山見ていたいです。駄目でしょうか?」
セシリオは目をみはり、ぐっと言葉に詰まった。そんな可愛らしいお願いをされて、駄目なわけがない。と言うか、この強烈なまでの可愛らしさは一体何なんだ!
「駄目なわけがないだろう。いくらでも見てくれて構わない」
「本当ですか? まあ、うれしい」
サリーシャは手を顔の前で組んで満面に笑みを浮かべた。



