「うん。……そうしたら、またお茶をしてくれる?」
「もちろんです」
「刺繍は?」
「一緒にしましょう」
小指を差し出すと、ローラはおずおずと指を絡めてきた。
***
サリーシャがローラの部屋を出ると、廊下にはメラニーが立っていた。所在なさげな表情は、もしかしたら途中からサリーシャとローラの会話を聞いていたのかもしれない。
メラニーはサリーシャと目が合うと、項垂れるように目を伏せた。
「サリーシャ様には本当に申し訳ないことをしました」
「いえ……」
サリーシャはゆるゆると首を振る。メラニーはぐっと唇を噛みしめた。
「実は一昨日の夜、セシリオが席札のカードを届けに来たとき、あの子にひどく怒られたわ」
「セシリオ様に?」
サリーシャは初めて聞く話に目を丸くする。昨晩もその前日も、セシリオはそんなことは一言も言っていなかった。
「もちろんです」
「刺繍は?」
「一緒にしましょう」
小指を差し出すと、ローラはおずおずと指を絡めてきた。
***
サリーシャがローラの部屋を出ると、廊下にはメラニーが立っていた。所在なさげな表情は、もしかしたら途中からサリーシャとローラの会話を聞いていたのかもしれない。
メラニーはサリーシャと目が合うと、項垂れるように目を伏せた。
「サリーシャ様には本当に申し訳ないことをしました」
「いえ……」
サリーシャはゆるゆると首を振る。メラニーはぐっと唇を噛みしめた。
「実は一昨日の夜、セシリオが席札のカードを届けに来たとき、あの子にひどく怒られたわ」
「セシリオ様に?」
サリーシャは初めて聞く話に目を丸くする。昨晩もその前日も、セシリオはそんなことは一言も言っていなかった。



