出発してからしばらくは、もう何回も通ったのですっかりと見慣れてきたアハマスの中心街が続いた。それを抜けると、次第に建物がまばらになってくる。代わりに姿を現すのは、見渡す限り続く広大な畑だ。前回ここを通りかかった時には緑一色だった畑は既に収穫を終えたのか、茶色い土が剥き出しになっていた。
翌日には、王都へと続く大きな街道をひたすらまっすぐに進んでいた馬車は少し細い道へと進路を変えた。プランシェ伯爵の屋敷の方向がそちらなのだろう。
初めて通るその道に、サリーシャは車窓に顔を寄せて外の様子を眺める。
相変わらず、広大な畑が広がっていた。時折、農作業の手を止めてのろのろと立ち上がり、こちらに向けて頭を垂れる人の影が見えた。そのまま揺られていると、しだいに畑の代わりに建物が増えてくる。窓から視線を外しうたた寝していると、いつの間にか馬車の両側は低い建物で囲まれていた。
翌日には、王都へと続く大きな街道をひたすらまっすぐに進んでいた馬車は少し細い道へと進路を変えた。プランシェ伯爵の屋敷の方向がそちらなのだろう。
初めて通るその道に、サリーシャは車窓に顔を寄せて外の様子を眺める。
相変わらず、広大な畑が広がっていた。時折、農作業の手を止めてのろのろと立ち上がり、こちらに向けて頭を垂れる人の影が見えた。そのまま揺られていると、しだいに畑の代わりに建物が増えてくる。窓から視線を外しうたた寝していると、いつの間にか馬車の両側は低い建物で囲まれていた。



