セシリオは目を細めると空いている腕をサリーシャの肩に回し、その髪を優しく撫でた。剣とペンを握り続けるため豆だらけになった、この大きな手で撫でられるのが、サリーシャは大好きだ。宝物のような優しい触れ方に大切にされていると感じ、とても安心できるから。
しばらくされるがままに身を任せていたサリーシャは、ふとセシリオを見上げた。明日からしばらく会えないと思うと、やっぱり寂しい。サリーシャは目に焼きつけるように、その高い鼻梁のすっきりとした横顔をみつめた。
「あの……閣下、行く前のお願い事をしても?」
「お願い事? なんだ?」
セシリオは僅かに首を傾げたが、サリーシャが言い出しやすいようにと微笑んでくれた。
「今夜はたくさんお喋りしたいです。それに、朝までちゃんと傍にいてください。その……、しばらく会えなくなってしまうから」
しばらくされるがままに身を任せていたサリーシャは、ふとセシリオを見上げた。明日からしばらく会えないと思うと、やっぱり寂しい。サリーシャは目に焼きつけるように、その高い鼻梁のすっきりとした横顔をみつめた。
「あの……閣下、行く前のお願い事をしても?」
「お願い事? なんだ?」
セシリオは僅かに首を傾げたが、サリーシャが言い出しやすいようにと微笑んでくれた。
「今夜はたくさんお喋りしたいです。それに、朝までちゃんと傍にいてください。その……、しばらく会えなくなってしまうから」



