友達からもう1度

「じゃあ、和磨のことはもう何とも思ってないの?」
「いや、まだ好きだよ」
未来が平然と答えると沙紀が意外そうに
「そうなの?」
と言った。
「うん。むしろ、どんどん好きになってる」
照れながらそう言うと、沙紀は口を大きく開けたまま固まっている。
「フラれて、改めて友達になったことで今までのモヤモヤした気持ちを感じずに接することができるの」
実際、今日一日過ごしただけで胸がドキドキして落ち着かなかった。
「な、なるほど」
驚きを隠せない沙紀の様子に笑ってしまった。
「でも、好きなのに友達として接するなんて辛くない?」
驚きつつも心配してくれる沙紀に今日、どうしても伝えたかったことを笑みを浮かべ、言った。