友達からもう1度

「それじゃあ、ペアの人とじゃんけんをして勝った方がAの文章、負けた方がBの文章を読むように。それでは、始め!」
翌日の2時間目、英語の授業ではお決まりのペアワークをすることになり、未来は思わず深い溜息をつきそうになった。隣を見ると、和磨も気まずそうにこちらをチラチラ見ている。
「やろっか!」
「うん」
なるべく明るい声を出し、グーの形をした手を少し上に上げる。
和磨も気まずそうに小さく頷き、手を上げる。