キミは私の大切な友達

「希望パパだよ~俺と優美の元に産まれてきてくれてありがとう」と言って蒼介さんは泣いた。

「希望ママよ。産まれてきてくれてありがとう愛してるわ希望」

「のぞみちゃん、はじめまして僕ヤマト。のぞみちゃんとお喋りできるの楽しみに待ってるね」

私達の側にはヤマトがいた・・・。



そして4年後・・・。

「おばあちゃんヤマトとお喋りしたの~」


懐かしい・・・私も昔同じ事お母さんに言ったわね。


「ふふっ優美と同じ事言ってるわね」

「うん。希望にもヤマトの声聞こえるみたい。遺伝なのかしら?」

「かもね~」とお母さんはなんだか嬉しそうだ。

「希望ちゃんよかったね~ヤマトといっぱいお喋りしていいのよ」

「うん。のぞみヤマトと、いっぱいお喋りしたい♪」

「いいなぁ・・・パパもヤマトの声が聞きたいのに聞こえないなんて残念だ・・・」

「パパ泣かないで」

「パパは泣いてないよ希望」

「のぞみがヤマトの喋ってることをパパに伝えてあげるから泣かないで~」

大泣きする娘に半泣きの旦那様・・・。

「はい2人ともそこまで!ヤマトと喋りたいのはわかるけど、泣かないの蒼介さん」

「だから泣いてないよ俺は。それより最近優美冷たいよね俺に・・・」

「うん泣いてるから!ふふっ女は子供を産むと強くなるのよ。守るものが増えたから。蒼介さんこんな私は嫌いなのかしら?」

「なっ!大好きに決まってるだろう」

「私もママとパパだーいすきだよ❤」

「大好きだ希望ー」と言って娘に抱きつく蒼介。

「きゃあ。パパ力つよいからーはなしてーー」

「はなさないぞーーー」

今日も我が家は平和だ。

そんな幸せな光景を見ながら私は今1冊の絵本を書いている。

タイトルは「キミは私の大切な友達」

ヤマトと私の物語を・・・。


そして後にこの絵本は世界中で大ヒットすることに・・・。


「ヤマト私今すごく幸せ」

「うん僕も幸せだよ。ゆみちゃんに出会えて最高に幸せ。たくさんの幸せをありがとうゆみちゃん」

「こちらこそ。幸せをいっぱい運んでくれてありがとうヤマト」



そして私達家族とヤマトの日々はまた続いていく・・・。

【~完~】