「でもさあ、いいんじゃない?
 せっかく女優の息子に生まれて、俳優やってるんだから、『定め』って思いながら、自分のなりたい俳優になれば・・・。定めかもしれないけど、楽しんでやればいいんだよ。
 私は、親が医師で医師になったけど、すごく楽しいよ。」
「ポジティブなんだね。」
「そう?親が医師じゃなきゃやってなかったと思うから、感謝かなぁ?」

「あやのさん、すごい。」
「ありがとう。何もすごくないけど。」

2人で話をしながら飲んでいたが、
理玖くんは、ソファで寝ちゃってた。