「会わないうちに、なんか、大きくなってない?」
「あ、気づいちゃった?トレーニングとか。いろいろしてたら、でっかくなった。筋肉のつき方がすごいよ?マジで。っていうか。二階堂は、相変わらずちっせぇのな」
あたしの頭に手を乗せた拓海くんが、ニッと口角を上げて笑う。
拓海くんは、相変わらずおしゃべりだ。
久しぶりの再会に、沈んでいた心がフワリと軽くなる。
自然とあたしの口角も上がる。
「拓海っ!」
「……お。」
「……あ、」
聴き覚えのあるその声に、振り向いたあたしの心臓が反応する。
ドクン、ドクン、と。
「旺太!」
拓海くんが、挙げた右手を大きく振る。
心臓が、ドクン、ドクン、って。
うるさいくらいに反応してる。
……なんで?
どういうこと?
ふたりは。
「友だち……?」
「あ。二階堂は、憶えてない?旺太だよ。小学校のとき、一緒だった。……って言っても、二ヶ月しか居なかったから、憶えてないか」
え……?
小学校が…、一緒?
あたしと、旺太くんが?
一緒の!?
ドクン、ドクン、って脈打つ心臓がさらにスピードを上げるから、思わず胸元に手を当てた。
うそ、でしょ?
知らない。
そんなの、初めて聞いた。



