***
「もしもしー。今、どこ?」
とある公園で、待ち合わせの相手に連絡を入れたんだけど。
『あー…。悪い。今日、ムリ。ごめん』
予想もしていなかった返事に、思わず大きな声が出てしまった。
「えぇぇぇっ!?なんでよっ」
待ち合わせの相手は、お兄ちゃん。
最近いろいろあったせいか、元気のなかったあたしを心配して、めずらしくご飯に誘ってくれてたんだ。
それなのに。
『リコが急に会いたい、って言ってきて』
「なに言ってんの?だったらもっと早く連絡してよー。待ち合わせ場所まで来ちゃったじゃん」
『だから、ごめん、って。また今度、近いう』
「ばーか」
喋ってる途中で切ってやった。
怒りに任せて、スマホをスクールバッグに放り込む。
可愛い妹より、カノジョってわけ?
………まぁ、そうなるよね。
あたしだって、お兄ちゃんよりカレシを選ぶだろうし。
「あー、むかつく」
滅多にないお兄ちゃんからの誘いに、浮かれちゃってたけど。
最近のあたしは絶不調なんだった。
上手くいかないことは続く、ってことね。
このまま帰るのも、なんだか。
でも、お兄ちゃんの財布をあてにしてたから、所持金なんてほとんどないし。
「さいあく」
「おい」
はぁぁぁ、と大きく息を吐き出したあたしの耳に、突然、飛び込んできた声。
「もしもしー。今、どこ?」
とある公園で、待ち合わせの相手に連絡を入れたんだけど。
『あー…。悪い。今日、ムリ。ごめん』
予想もしていなかった返事に、思わず大きな声が出てしまった。
「えぇぇぇっ!?なんでよっ」
待ち合わせの相手は、お兄ちゃん。
最近いろいろあったせいか、元気のなかったあたしを心配して、めずらしくご飯に誘ってくれてたんだ。
それなのに。
『リコが急に会いたい、って言ってきて』
「なに言ってんの?だったらもっと早く連絡してよー。待ち合わせ場所まで来ちゃったじゃん」
『だから、ごめん、って。また今度、近いう』
「ばーか」
喋ってる途中で切ってやった。
怒りに任せて、スマホをスクールバッグに放り込む。
可愛い妹より、カノジョってわけ?
………まぁ、そうなるよね。
あたしだって、お兄ちゃんよりカレシを選ぶだろうし。
「あー、むかつく」
滅多にないお兄ちゃんからの誘いに、浮かれちゃってたけど。
最近のあたしは絶不調なんだった。
上手くいかないことは続く、ってことね。
このまま帰るのも、なんだか。
でも、お兄ちゃんの財布をあてにしてたから、所持金なんてほとんどないし。
「さいあく」
「おい」
はぁぁぁ、と大きく息を吐き出したあたしの耳に、突然、飛び込んできた声。



