更新中〜時渡りの少女と浅葱色の仲間達〜

そんなことがあったがなんとか乗り越え 夕餉を終えて沖田さんと部屋に帰っていた

沖「あんなヤツらが言う事なんて、気にしなくていいんですよ。誠空さん」

沖田さんは私の目を見て笑顔で答えた

誠「これからは陽翔です!」

私は沖田さんの目を見ていった

(これからは陽翔という名で呼ばれます。「」の前は誠から陽に変わります)

沖「では僕は巡査がありますので、寝ていてくださいね。おやすみなさい」

沖田さんはニコッと笑い出ていった

私がこの時代に来たら 歴史は変わってしまうのだろうか?

もし変わるのならば 私はとんでもない事をしているのではないか?

鉄「失礼します。」

鉄之助さんが部屋の中に入ってきて 私はビックしてしまった

鉄「すみません。ただ、沖田さんに頼まれて…。仲良くしてやってくれって、年も近そうですし。」

陽「鉄之助さんは何歳なんですか?僕は十四才ですよ。どっちにしても僕が160歳年下になりますけど」

まぁ…

当たり前の事か

鉄「あっ、僕は十五歳です。僕が一つ年上ですね」

鉄君は嬉しそうだ

陽「嬉しそうですね。もしかして今まで一番年下でしたか?」

はい と恥ずかしそうに言った

鉄「敬語無しにしません?年の近い人がいなかったから嬉しいです」

自分で敬語なしとか言いながら 敬語になっている

鉄「もう寝ましょう、明日は早いですから。おやす…み」

可愛いかよ

(可愛いのに触れると性格が…byのの)

ここに来たことによって 私が完璧に歴史を変えてしまった…

あぁ…

どうしよう

こんな歴史知らない

どうしよう…

変えちゃいけないのに

神様ごめんなさい

私完璧に歴史を変えてしまいました

どんな罰でも受けるので…ほんとにごめんなさい

こんな私を許してください

私はどうしようもない後悔に襲われ 結局一睡もできぬまま朝を迎えてしまった

陽「はぁ。寝れてないよ…」

グッと蹴伸びをし 布団などを畳んでいた

昨日から何も食べていなかったため カバンの中にあったペットボトルを取り出した

沖「なんです?それ」

気がついたら沖田さんが襖の入り口に立っていた

ペットボトルがわからないの忘れてた

てか…

教えていいのかな?

ええいっ

つべこべ考えずに教えちゃえっ

大きな歴史を変えなかったらいいよねっ

陽「こうやって回して開けるんです」

沖田さんはペットボトルに集中してしまい 中々目を閉じない

沖「すごい、すごいです。未来はとても発展していますね。他にもあるんですか?」

目をキラキラさせて近寄ってくる

私は困ってしまった

教えてしまえば 簡単に歴史を変えてしまいそうで…

陽「教えてしまえば歴史を簡単に変えてしまいそうですから、諦めてください」

私は困った末 ペットボトル以外は教えない事にした

陽「ごめんなさい…。いつか…、いつか軌跡が起きれば…、僕がこの時代に来れたように沖田さんたちも 未来に行けるかもしれません」

ポジティブシンキングって大切だよね

この時代に来てずっとポジティブに考えてるかも

もしかして…

こんな短時間で私成長してる?

齋「稽古は夜に行う。朝は忙しかったからな。陽翔が女子だと隊士にばれてはならない。そのため比較的に少人数の朝と夜に参加してもらう」

今日の場合は夜に道場に行ったらいいんだよね

私はずっと後悔していた

それでも前に進む以外道はないらしい

いつか後悔しない日が来るように…