更新中〜時渡りの少女と浅葱色の仲間達〜

ゆらゆらと光る浅葱色の淡い光を私は追いかけた

光がどんどんはっきりしてくる

私が光に一歩踏み出した途端 浅葱色の光は桜色の強い光に変わっていった

次第に柔らかい風に包まれ 気を失ってしまった

肌寒くて目を覚ますと そこはとんでもない所だった

辺りを見回しても360度何も無い

不安になり少し歩いてみると 大きな桜の木を見つけた

そこには私物があった

高校生になったら乗るつもりで買ってもらったバイクの「翼桜(つばさ)」

毎日使っている勉強道具のリュックと スマホやカメラ系が詰められたリュックが3つ

不思議な事に律君の木刀入りケースと 未来の竹刀入りケースも桜の枝に引っかかっていた

謎すぎて訳がわからない

一応つばさを手で押して荷物を持つ

誠「まずは寝よう」

どこまでもマイペースな私は 背中をくるっと丸めて眠りについた

この眠りが彼らとの出会いになるなんて思いもせず 荷物を守るようにして寝た