芽衣は私の友だちだからか、話してはくれるみたいだけど何故か敵意むき出しだし。



「私まだ何も言ってないよ?」



「言わなくてもわかるし」



「あっ、わかった!亜莉沙が作ってくれたんでしょ!だから誰にも取られたくないんだ!」



絶対そうだと言わんばかりの顔で言い切る芽衣。



「ちょっと芽衣、何言って…」



そんなことないし、これ以上2人がいがみ合ったところで何も生まれない。



めんどくさいけど止めに入ろうとしたら、グイッと腕を引っ張られた。



…これ、今朝もこんなことあったな。



「だったらなに。亜莉沙が俺のために作ってくれたからあげなくないの。わかったら購買でも行ってくれば?」