「亜莉沙、今日ちょっと買い物して帰らない?新しく出た新作見たいんだよね〜」



やっと一日が終わり、放課後になった。



芽衣が誘ってきたけど、多分今日は無理だろう。



「ごめん、今日は無理だと思う」



「えー、またー?」



「ほんとごめん…」



湊月が家に来たいと言う日は少なくない。



だから、断ることも結構あるのが申し訳ない。



「亜莉沙、帰ろ。今日の亜莉沙の家の夜ご飯唐揚げだってよ」



そこに湊月が来て、わかりづらくも喜んでいるのがわかる。



っていうか、またお母さん湊月に連絡したのか。



「ちょっと夜野くん!亜莉沙は夜野くんのものじゃないんだから、私との時間も作らせてよ!」