あの瞬間キミに恋した

そして学校に着いてすぐに愛しいマリを発見した。

「マリおはよ~~~!」

「紗羅おっは~~~!」

「あら櫂斗君は?」

「櫂斗は、もう5組に行ったよ」

「そうなんだ。ふふっ、紗羅ったらそんなに寂しそうな顔しないの」

「え?そんなに顔に出てる?」

「うん、ものすごく」


そんなに顔に出ちゃってるの私?
これからは気をつけなくちゃ。
ってどうやって気を付けるんだろ?あははは。


「そっかぁ。やっぱりクラス離れると寂しいんだよね・・・」

「お昼の時間にでも、櫂斗君に会いに行ったら?」

「うんありがとう。でもマリは誰とお昼食べるの?」

「同じクラスの子とでも、食べるから。気にしないの」

「マリ本当にありがとう。優しいね」

「当たり前よ。誰だと思ってるの?私はマリ様よ!」

「あははっ。マリ様サンキュ~~!」


そしてお昼の時間になった。

さてと・・・櫂斗のとこ行こうかな♪


「渋谷さん」



ん?誰?


振り向くと愛野君だった。


「愛野君なに?」

「うん、あのさ・・・岡田の所行くの?」

「うん。でもどうして?」

「いや・・・ちょっと気になっただけだから、気にしないで」とニコっと笑って教室を出て行った。


愛野君どうしたんだろう?
まっいっか。深く考えないことにしようっと♪


あっ!!いっけない櫂斗のとこ行かなきゃ!
そして私は5組に向かった。


ふう、やっと5組に着いた。
5組って何気に遠いから嫌なんだよね。
やっぱり櫂斗と同じクラスになりたかったなぁ。


ヤバ!なんかドキドキしてきちゃった・・・。
違うクラスに行くのは結構勇気がいるんだよね。
自分のクラスとは違う空気が流れているような気がするから。


そんなことを思っていると「渋谷さんだよね?」と男子に話しかけられた。

「あっはい」

「お~~~い岡田彼女来てるぞ」


っ!!そんな大声で呼ばなくても聞こえるんじゃ・・・。

そして教室の中を覗くと、明らかに嫌そうな顔をしている女子達がいた。

怖い・・・なんでそんなに睨んでるのよ?
私が櫂斗の彼女って言うのが気に食わないの?
だからって、そんな風に睨まれる筋合いは無いんだけど?
なにがなんでも、私が櫂斗の彼女ってことには変わりないんだから!


あっ櫂斗がこっちに向かってくる。