あの瞬間キミに恋した

「いやアイツ何か気にくわねぇ。あんまりアイツと仲良くすんなよ紗羅!!!」と櫂斗に睨まれた。


仲良くすんなって言われても同じクラスなんだから、無理だと思うよ?櫂斗。


でも櫂斗の怒りを静めるために、頷いとこう。


「うん、なるべくそうするね」

「分かったならよろしい!!」と最高の笑顔で言った。


アンタは先生かぁ~~~!!!っと心の中で1人突っ込みをいれた。


「あっ!大事な事忘れてる!」

「ん?どうした?」

「さっきの話のつづき、さっ早く説明してよね!!!」

「なんだ、その話か」


なんだとはなんだ!私にとっては大事なのに!


「俺と紗羅が付き合ってるのか聞かれたから、笑顔で付き合ってるって言っただけ」

「え?それだけ?」

「ああそうだ。あの笑顔で言ったらあんな女でも信じるだろ!!」


あんな女って、ひどい言い方するね。

そう櫂斗は私以外の女の子とは、あんまり話しないみたいなんだよね。

彼女としては、かなり嬉しいんだけど。
もう少し愛想よくした方が、なにかと良いと思うよ櫂斗。


「なぁ、そろそろ帰ろうぜ」


はっ!!そう言えば帰ろうとしてたんだった。
少し忘れてたけど、あははっ。

「うん」


学校を出た時「チャラララ~~♪」と私の携帯電話が鳴った。確認してみると、お母さんからのLISAだった。

『紗羅大変よ!!!早く帰って来てね!!!!! ママより』


大変って・・・なにが大変なのかが分からないよ?こんな文じゃ・・・と心の中でお母さんに突っ込んだ。


「紗羅どうかしたのか?」と櫂斗が心配そうに聞いてきた。

「お母さんからなんだけど、大変だから早く帰って来てって言う意味不明のLISA・・・」

「ははっ。おばさんらしいな。じゃあ早く帰らないといけないな。紗羅マッハで漕ぐから、しっかりつかまっとけよ」

「うんわかった」と櫂斗にしっかりとくっついた。


そして櫂斗がマッハで漕いでくれたおかげで、いつもより早く家に着いた。


「着いたな。こんなに早く着くとは思ってなかったけどな。さすが俺様だ!」