あの瞬間キミに恋した

私は櫂斗の前から、すぐにも消えたかった。


だって櫂斗は、何も答えてくれなかったから・・・。


やっぱり、私じゃダメだった・・・。


うぇ~ん・・・・。


涙が次から次へと溢れて、止まらないよ・・・。


すると・・・。


「紗羅、待てよ!!!」と誰かに腕をつかまれた。



振り向くと、櫂斗だった・・・。


え?櫂斗?



なんで?・・・追いかけてくるの?




「櫂斗?なんで?」



「紗羅、言い逃げなんて許さねぇから!!」

「言い逃げって・・・櫂斗何も答えてくれなかったくせに!!!」


「ったく・・・勝手に1人で解決すんなよな」


「だって・・・」


「しかも、俺から先に伝えようと思ってたのによ!俺は・・・・紗羅が好きだ。わかったか?」



え?本当に?私のこと好きって?


櫂斗は私のこと嫌いなんじゃないの?

急すぎて、わけわかんないよ・・・。


「信じらんないよ・・・私・・・ずっと櫂斗に嫌われてると思ってたから・・・」


「俺は・・・・お前を嫌ったことなんてない・・・ずっと、紗羅のことが好きだ。昔から・・・」


「え?昔からっていつから?」




「・・・その・・・お前に初めて会った時からだよ」と真っ赤な顔をして言った。



えぇ~~~~っ!!!!


櫂斗・・・じゃあ・・・私達・・・お互いに一目惚れしてたんだ・・・・。


ふふっ・・・な~んだ、私達ずっと両思いだったんじゃない!!

あははっ、遠回りしすぎだよ。私達!!!


「櫂斗・・・私も昔から好きだよ。初めて櫂斗に会った時からね。ふふっ!!」と笑顔で言った。


「え?マジで?」

「うん、大マジだよ櫂斗」

「ははっそうか。じゃあやっぱり俺ら運命なんだよ!!」


どっかで聞いた事あるセリフを櫂斗が言ってる!!


ってか櫂斗も運命とか信じてたんだ!!そのことにビックリしちゃった私。