あの瞬間キミに恋した

☆櫂斗視点☆

はっ!!そういえば・・・。小3の時に紗羅が入院してた時期があったな。その時に相沢と知り合ったのか、紗羅は・・・。


ふと俺の中で胸糞悪い思い出が浮かんできた。


コイツもしかして・・・あの時のアイツか?


紗羅のお見舞いに行った日に俺に向かって満面の笑みで、よろしくって言ってたアイツか・・・。名前ちゃんと覚えとけよ俺・・・。


なんで、今になって紗羅の目の前に現れるんだよ?お前は・・・。いや、俺の前にも現れんなよな!!!

「お前思い出した・・・。紗羅が入院してた時に同じ病室だっただろ?」

「ふっ!やっと思い出してくれたんだ?」

「で?お前は紗羅がこの高校に行くって知ってて、ここに入学したのか?」

「は?なに言ってんの?そんな訳ないって!紗羅ちゃんと連絡取ってなかったから、知ってる訳ないじゃん」

「まぁ・・・そうだよな」

よかった。もしそうだったら、かなりヤベェしな・・・。

「でも僕は運命だと思うんだよね」

はい?コイツ何言ってるんだ?

「運命ってなんだよ?」

「どう考えても運命にしか思えない!!」

コイツ・・・頭おかしいんじゃねぇの?

運命・・・・運命って・・・うるさいヤツ!!!

しかも紗羅の運命の相手は俺だっつうの!!!

って俺も運命って思っちゃってるから相沢と同じなのか・・・。はぁ~。


「お前・・・運命、運命ってキモイやつだな・・・」

「キモイって・・・失礼だな!!!僕は本気でそう思ってるんだから・・・。だって、昔好きだった女の子にまた会えたんだよ?運命っていうか・・・奇跡に近いものだと思ってる」

「お前さ・・・。熱く語ってるのは、いいけどさ。肝心なこと忘れてないか?」

はぁぁ~~マジでコイツといると、ムカつくし疲れる・・・。

「なっ、なんだよ?」

「紗羅は俺と付き合ってるから、お前の入る隙間なんて、これっぽっちもないんだよ!!!」と手で小さい○を作りながら言った。

「っく・・・」

ははっ。相沢悔しがってる・・・。ざまぁみろ!!!

「というわけで、紗羅には指一本触れるんじゃねぇぞ?これでキスの件はチャラだ!!わかったな!!!」

「えらそうに・・・」

「ん?なんか言ったか?相沢!」

「別に・・・でも紗羅ちゃんのこと諦めた訳じゃないから、それだけは覚えといて!!」

なんて諦めの悪いヤツなんだ・・・コイツは!!

ふっ・・・でも絶対に紗羅は渡さねぇからな相沢!!!