ー2話ー


「私...確か気分悪くなっちゃって」



ぼんやりと覚えてる、

ウメちゃんとの会話。

先生の後ろ姿。


でも、どうして制服着てないの?

家に連れて帰って貰ったのかな。


でも、ここは私の家じゃないし...


頭の中は???でいっぱいだった。



「先生、ウメちゃんは?」


「咲良、さっきから俺のこと先生ってなに??なんかの遊び??」


先生は、
すごく不思議そうな顔で私を見つめる。


近...カッコイイ...


「さとる。」


「...え?」


「いつもみたいに、さとるって呼んで」


さ、、さとる!?!?


私が!?


駄々をこねるような、

可愛い顔をした先生。


どんどん、顔が熱くなっていくのがわかる。


これ、きっと夢なんだよね。


だとしたら、最高すぎる...!!!