いつまでも、君が大好きです。

二組は難なく縄跳びとピンポン玉をクリアして行った。
湊都は、縄跳びで二組に追いついたものの、ピンポン玉で差が着いてしまった。
他のクラスはまだバット二十回につまづいていてかなり差があるので、一組と二組の一騎打ちだ。
一組と二組はどんどん離れていく。
湊都は、こういう落ち着いてやらないと出来ないものが向いていないから。
次はバット二十回からの全力ダッシュ。
ここでまさかの、二組の走者が酔ってかなりのタイムロス。
やっとピンポン玉をクリアした湊都は、グルグルバットをやり始める。
二組の走者は、だいぶ気持ち悪そう、、、。
このまま追いつかれるかな!?
それでも、なんとか走ろうとする走者を見た二組のみんなは、一斉に応援し始めた。
「がんばれー!!」
「走れー!」
そんな声があちらこちらから聞こえてくる。
そして、なんとか走ろうとする走者。
その後ろから、バットを回り終わった湊都が、軽々抜かしていった。
その瞬間、一組のみんなの応援の声が一気に大きくなる。
二組の走者は、負けじとさらにスピードを上げて走ろうとするが、目が回ってか、転倒してしまった。
しかも怪我をしたのか、立とうとしているように見えるがなかなか立たない。
その時、他のクラスも次々とバットを回り始める。
そして、応援の声も次第に小さくなっていく。
その時だった。
「え、、湊都、、!?」
菜都がおどろいた表情で発した。
差を広げていた湊都が、小走りで戻ってきたのだ。
みんな訳が分からずフリーズしている。
そして、転倒していた二組の走者に手を差し伸べた。
「まだ終わってないぜ。」
、、、、なにそれ。
かっこよすぎじゃん。
湊都は、二組の走者を立ち上がらせてあげると、肩を貸してあげた。
あ、膝から血が出てる。
やっぱり痛かったんだ。
そして、湊都は、おそらく肩を貸したまま一緒にゴールするつもりなんだ。
他のクラスがどんどん二人を抜かしていく中、湊都たちは焦る様子もなく歩き続けた。
「、、、、がんばれー!!」
その時、菜都が叫んだ。
そうだ、応援しなきゃ。
今一番頑張っているのは、あの二人なのだから。
「頑張ってー!!」
そして、私含めみんなが次々と応援の声を上げた。
そして、二人がゴールした時には、校庭が拍手で包まれた。
順位は、一位が五組、二位が四組、三位が六組だった。