ただ1人の皇女様

「何故会いたいと思う。俺に会いに来るやつは大体死にたいもの達だけだ。」



私はずっとずっと父親と母親の愛が欲しかった、他の人じゃ駄目



陛下とヴィーナスと言う母親の愛だけが欲しかった。



「わたしのっ...たった1人のパパだからっ、」



「...」



そう言うと陛下は目を書類に移した。



それからは一言も喋ることはなかった



でも、私が鼻水をティッシュに出していても、ゆっくりお茶を飲んでも何も言ってこなかった。




私を殺そうとはしてこなかった。



それがまた、嬉しくてエーデル宮に戻った時も少し泣いた事は秘密。



それからは1週間に一度陛下のハクモクレン宮に訪ねていた。



特に会話をする訳でもない、ただ私が勝手に入り浸っているだけ



だけど今日は違った。



「お前...良くも飽きずにここへ来るな」



しゃ、しゃ、喋った!?



「え、えへへっパパにあいたくてっ!ほんとうはまいにちいきたいんだよっ?」



「静かにしろ。茶なら外でも出来る。」