とうとう謁見か...



昔の記憶を取り戻してから恐怖が何倍も増幅してる。



まだ外を出歩く許可が降りていないから久しぶりに外の空気を吸う事になる。




明日に備えて早く寝よっと...



そして起きて早々にメイドが押し寄せ私をお風呂にぶち込んだ



何度も髪を洗われオイルを塗られ結って薄い青色のドレスを着せられなにがなんだか分からない状態だった。



「姫様お迎えに上がりました。」



「あ、ありがとう...」



苦笑い気味でそう言うとラインハルトも察したのか苦笑いで返した。



そしてまた馬車に乗り前よりもっと遠くの場所で10分程かかった



「姫様ここが陛下のハクモクレン宮になります。陛下は皇宮を嫌い自分の宮で執務されます、他の宮からも圧倒的に遠い所にあります。それのせいで移動がとても大変で...」



最後の辺りはぶつぶつと文句を垂れていた。




皇宮も、後宮も、エーデル宮も遠いってどうなんだろ...




本当に周りには建物1つなかった。



「ではここが陛下の執務室になっております。私も傍におりますのでご安心下さい」