1つ目は妖精・精霊を召喚出来る人達が少ないけれど居ること、その人達は"精霊召喚士"と言われ帝国では貴重な人材だということ。



2つ目はカルセリオンの名を持つ者だけが精霊王より上位の存在を見ることが出来る。その名の通り見ることしか出来ないけど私はどうやら違うっぽい...



『君は初代カルセリオンに次ぐ自然を操る神の権能を所持しているんだよっ!』




天使が自分をちっぽけな存在と言うのは私が神から寵愛を受けているから、天使でも自然全てを操ることは出来ないらしい



『君は神に愛されてるんだよ!もちろん妖精、精霊、精霊王、そして僕達もねっ?だから今度こそ自分の思うままに生きて?』




今度こそ...それは私の前世を知っての意味かなとも思ったけれど、きっと天使は全てを知ってるから敢えて何も言わないでおこう。




『そして、決して忘れたら駄目だよ?自分が何者なのか...ついでに僕達の事もね?』



クスクスと笑いながら言う様は本当に天使かのようだった。



それからはなんとシルフィードに力を貸して貰いゆっくりだけど風に乗せてもらった




朝日が出る頃私は皇宮へと足を踏み入れる事が出来た。