雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~

静かな公園の辺りにきて、私達は立ち止まった。


『慶太さん?』


逃げてたって、いったい何から?


どういう意味なのか全然わからない。


なのに、店長は私を真剣な眼差しで見てる。


どうしよう、目を逸らせない。


『難しいね。誰かを好きになって恋をすることって。昔は普通だったことが、今は…』


わかる、すごくわかる。


私も同じだ。


『プライベートなこと聞いてもいいですか?』


『もちろん』


『慶太さんは、離婚してから本当に恋愛とかしてないんですか?そ、そんなに素敵なのに…』


速水店長も律君みたいに人気があるし、きっと私の知らないところでたくさん声をかけられてるんだろう。


『素敵だっていうのは…ただのお世辞?』


『いえいえ。慶太さんはみんなに人気があります。でも、あんまり女性とワイワイ話したりしないから、だからちゃんとした恋人がいるのかなって…ずっと思ってました』


店長は、その言葉に微笑みながら首を横に振る。