雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~

店長は星を見上げたまま続けた。


『君とこうして歩けること、君とこうして同じ星を見ていられることに感謝しなきゃね』


そして、私を見て微笑んだ。


『慶太さん…』


『僕が離婚してなければ、こんな素敵な時間は過ごせなかったんだからね』


そんな…


『お世辞でも、私といることをそんな風に言って頂いて有難いですけど、でも…』


そう、私には女性としての色気や可愛らしさがない。


だから…


だから浮気されたんだし。


速水店長に気を遣わせて、何だかすごく申し訳ないよ。


『何言ってるの?夢芽ちゃんは可愛いよ。とても魅力のある素敵な女性だよ』


必死に言ってくれてる店長。


『そんなそんな、本当にお世辞はいいですから』


私は無理やり笑顔を作った。


『夢芽ちゃん、今日、僕は確信したんだ』


『え?確信…?』


『ああ。自分がどこに向いてるのか。ずっと今まで怖くてそれを確かめることをしなかったから。逃げてたんだ』