今日、まさかこんなご褒美もらえるって思ってへんかったのに。


幸斗の体、あったかいな。


心までぽっかぽかや。


好き…


好きやで、幸斗。


これからも私はずっと…


律君を好きな幸斗のこと、そのまま全部丸ごと想い続ける。


だからお願い、絶対に元気で明るくいっつも笑っててな。


幸斗がつらかったら、私もつらいし。


私らは…同じやから。


ほんまにやで、約束な。


『ありがとうな、幸斗。嬉しかった』


めっちゃ照れる。


『うん。でもごめんね、これ以上は出来ないけど…』


首を横に何度も振った。


『そんなんいらんよ。これで十分。私、一生忘れへん。幸斗の温かい体…絶対に忘れへんから』


『うん。明音…ありがとう。僕は明音に感謝してる。これからも仲良くしてね』


『あったり前や。嫌や言われてもくっつくから』


2人で過ごす時間、あっという間に過ぎたけど、私にとっては最高に幸せな夜やった。


夢芽にも感謝や。


ほんまに…大好きやで、幸斗。


私にとってのイケメン王子様は、間違いなく幸斗しかおれへんから。