雪のように真っ白な心を情熱の赤に染めて~強引なイケメン過ぎる御曹司は甘くて熱い愛を注ぐ~

目の前で私だけに微笑みかけたその顔は、あまりに綺麗で優しくて…


この世のものとは思えなくて、全身を何かが走り抜けていく感じだった。


な、何なの?


この感じの正体は何?


律君はもちろん店でもいつも笑ってる。


だけど、こんなの初めてだよ。


私は急に体が熱くなった。


変な汗まで出てきて。


食べてる律君を改めてじっと見たら、イケメンだと思ってたあの人の100倍カッコいい。


まつ毛が長くて、唇もツヤツヤして…


近くで見なければわからなかったけど、細部に至るまでどこにもマイナスの要素が見当たらない。


肌も綺麗…


『何?』


パッと顔を上げた律君と目が合った。


『あっ!い、いや、ううん。美味しそうに食べるなって思って』


慌てて言い訳した。


『だって本当に美味しいから』


律君は、今度は少し甘えたように言った。