甘いキスをわたしに堕として。

「あいつらに、なんかされた?」



え?と思い、視線を朱里の方へ向けるとかなり眉間に皺が寄っていて、いかにも怪訝な表情をしていた。



「いや…特に。あ、でも髪の毛引っ張られたりしたかも、」



あれ、結構強くて痛かったんだよね。



ほんと、危うく髪の毛無くなるかとおもった…!



ほんと、朱里たちが来てくれなかったら私たちは命すら惜しかったかもしれない。




「髪の毛?…あいつらもっと絞めとけばよかった」



ボソっとつぶやいた声が、わたしにも聞こえた。



ひぇ、そ、そんな怖い顔で言わなくても!



「他は?なんもねぇ?」