甘いキスをわたしに堕として。

そっと、葵が言葉を発す。



「あたしがこの街にきたいって言い始めて…藍についてきてほしいって頼んだんです」



だんだんと語尾が小さくなっていく。



それは、今目の前にいる彼らが怖いからか、それとも単なる純粋な思いからか。



「……あれ、君…もしかして妹いる?」



と、突然奏多くん。



「奏多、この子のこと知ってんの??」


「うん。この子とは何もないけど、なんか似てる女の子前に助けた記憶があってさ」



「その、、以前にわたしの妹の真子を助けてくれましたよね?そのお礼をどうしてもしたくて、この街に来たんです」



「本当はあのカフェで来るのを待っていたんですけど」と付け足す。