甘いキスをわたしに堕として。

だって、言ったら心配されちゃうから。




それに、2人にはもう余計な心配はさせたくない。



だからこそ、わたし1人で行くべきだった。




「あ、ってかさ知ってる?囚われの街にねちょーイケメンがいるって噂!」



「…っケホ」

ふ〜危ない危ない。



飲んでたスープ吹き出しそうになったよ。



でも、なんでいきなり【囚われの街】?



「じゃーん」


自慢げにわたしとゆーくんにスマホの画面をみせる葵。