甘いキスをわたしに堕として。

お、お兄ちゃん。
なんてことしてたの!


しかも写真って…どの写真よぉ。



ほんと恥ずかしい!



でも、みんなの表情からはお兄ちゃんに対しての優しさが滲み出てるのは一目瞭然だった。




春兄は…
みんなから愛されていたんだね。




「っていうかさ、もうここからは出られないんだよね?寝る場所とかないでしょ?」



「うん…。荷物も必要最低限なものしかない、寝る場所も何もないよ」


ほんと、まさかこんなことになるとは思ってなかった。



簡単に着くかと思ってたけど、あんなに治安が悪いとは…‼︎