甘いキスをわたしに堕として。

交わる視線。


「美玲さんがしたことは許せないけど…でももう大丈夫です」



私だっていつまでも引きずるわけにはいかないから。



【失敗は成功のもと】ってよく言うし、きっと美玲さんはずーっとこの先に成功するんだと思う。



「ありがとう、藍ちゃん」


そう言った美玲さんの目は泣き腫らしたせいか、真っ赤で。



すっごく反省したんだなって思った。



「わたしね、この前きたときに藍ちゃんの前で朱里に聞いたでしょ?私を守ってくれるかって」



あ、あの時のことか。


初めて美玲さんと会った日に私が洋服を汚してしまったとき。



「…じゃあこれから私を守ってくれる?」



結局その答えは聞かずに飛び出したから。